三方よし ≒ 継続可能な営み  ”うまい日本酒は地域の賜物” 私的な銘酒の生い立ち傾向

銘酒専門酒屋さんへ足を運ぶこと幾年月。

お店の雰囲気は色々、でも大概忙しそう。

 

当たりの銘酒に出くわす銘酒専門酒屋さんはしかし、忙しいのに感じがいい誠意がある。

一期一会ではないが大事に扱っていただける。

大口のお客様のように扱われる。気恥ずかしい位の時もある。いい年こいてのぼせそうになる。

 

高い使命感をもってられると感じる。

 

良い品質の商品があり、大口様もいれば万事OK。の気もするが。

個人客も大事にしていただく銘酒専門酒屋に出くわす。

そこにたどり着けると、美味しい日本酒によくよく出くわせる。気がする。

 

個人のお客さんに手間暇かけるのはコストのかかること。

そうでなくても、銘酒を扱う事は手間暇にくわえ割の悪いコスト高を受け入れていることと承知する。

部外者の素人からすると、なんでそんなに無理するのとも受け取れる。

こだわりのある追及をしている、そんな様子が高い使命感を感じさせる。

 

高貴で強い共同体は、寛容で門戸が広い。

理解し互いを理解し合う、を集める努力の継続が大切にされている。ことをよく聞く。

自分にとって理があるだけでは誰も付いてこない。誰も関われない。

互いに大切にするものがあることで、仲間に理のあることにだれもが一緒になって働くことが、大事と思える。気がする。

 

美味しい日本酒、美味しいものが作れる材料がなくては始まらない。しかも、その材料には限りもある。ただ材料の供給はほぼほぼ地方。

供給元の地方のためにならなければ、いい材料は失われていく。

限られた酒蔵だけが、材料をせしめてしまっていては、地方の酒蔵は廃れる。したがって供給源も其の影響により脆弱になる。

消費者も関係は深く、その酒蔵もこの酒蔵も都市部で販売が萎めば、やがて材料の供給元に跳ね返ってくる。

 

高い使命感を感じさせる銘酒専門酒屋の方は、おそらく間違いなくそんなことを当事者として解決すべくご努力されていると思っている。

 

美味しい当たりの銘酒に出くわす際の銘酒専門酒屋は、忙しそうでいて誠意一杯。大事にしてもらえると何故か自分が大事なものに思える。銘酒が尊く大事なものに感じる。

 

私的な日本酒選び。

三方よし ≒ 継続可能な営み”

各地の関係者様、私の様な素人、そんなこんなの出会いおつきあいに、心尽くしていることを感じさせるとき、いい日本酒に出くわせる。ことが多い。