おふくろの味なる料理≦流行りの料理、創作料理。 わたくし的日本酒メニュー。
チャレンジする酒蔵は勢いを感じる新鮮な感動がある。
代々の味わいは引き継ぎながら、若い感性で新しい日本酒造りに挑む姿は清々しい。
野菜はすべからず今は食べやすい。
ピーマンもニンジンもトマトも昔とは大違いフルーツの様に味が変わっている。
物が溢れ品質は二の次といえない現代にあって、
美味しさの追求は作り手にとって避けて通れない宿命。
ドンドン変容になることは、改善できる可能性に秘めている。
半面、崩れ去ることに覚悟しなくては失い続ける事にもなる。
見る影もなくスタイル・モデルをチェンジし消え去ってしまった、
商品の数々を日本酒に限らず幾つとなく思い出すことができる。
(メッセンジャー・車・伝統工芸ets.)
言葉では”いいものを残しつつ新しいものを取り入れる”はいとも簡単に言える。
が、実際は何かが削られ新しくなるのだから、
取り掛かることは即ち”残しつつからはかけ離れる”ことに他ならない。
よって、新しいものはすべからず新鮮さに賭ける熱量が
危険を冒すことに挑む情熱で受け取る側に強く伝わることのほうが多い、
又それくらいでなくては中庸にしてあいまいに至り、誰にも求められにくくなる。
見るもの傍にいるものは、
大げさに言えば一か八かの大勝負にかけているから面白みがわくというものだから。
おふくろの味なる料理≦流行りの料理、創作料理。 わたくし的日本酒メニュー。
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でも結局はおふくろの味が良かったりして。
自然の暮らしが良かったりして。
根っこのところは変わらないからリスクはとることにはなる。
流行りは廃る背中合わせにて。