自家採種 ≻ 直売所 ≻ 量販店 ≻ 種メジャー
「自家採種」
”農家が育てた野菜から自分で種を採ること。
そして採った種で次の野菜を作ること。”
”農家は一番元気で子孫を残していくのに相応しい野菜を選び、その土地と環境、そして自分の栽培方法に合った品種を育てて行きます。自家採種を何度も繰り返すうちに個性のある品種が生まれてきます。”
ーーー 『フレンチレストラン ラ フィーユ 』さんのホームページより
私的日本酒選び
地の野菜は美味しいのに訳がある
地方の美味しい地酒にであえると幸せ。
その地の風土で積み重ねた技の粋を集めた触れた気になり。
野菜の味は購入先で明らかに差がある。
美味しい野菜に気づいたとき、おどろき人は其の野菜求めて殺到もする。
直売所に仕事の流れでよく顔を出す。安くて新鮮、それでいて美味しい。
時には、ほかにない品種の野菜果物に出会う。独自な濃厚な味わいに驚かされる。
地酒にはそんな妙がついてくる。
個性が味わえる。
小さい規模の酒蔵にとって利の追求より理を求めることが、消費者の心をつかめ酒造りを続けていける道筋に見える。と思う。
消費をつくり出し需要を高めシェアを増やすことは、ハイリスクで小さな酒蔵には不向きだから。
いつかラジオの文化放送を聞いていた時にコーヒー豆が紹介されていた時がある。
その時のコーヒー豆は曰く、収穫量の追求できる豆でなかった、独自の種で栽培が簡単にはできない豆ではなかった。
そんな日の目を見ないような豆が、その実は他にはない香り高さ・味深さをもっている、生産者はこだわりでその豆を作り続けて今あるという、そんな話であったと思う。
地酒にだけはまだ日本酒の味の強さがあるように思える。
知らない人でも、その味深さがわかってもらえるかは判らない。
でも、美味しいものを直売者の買い求める野菜好き消費者の様に、日本酒好きは向かう先があるとすれば地方の理を求める酒蔵になるのかと思う。たぶん。
生き物だから、日本酒。育てた人(酒蔵の関係者)の味が形になる。
利を追求するより理を求めることに力注いでいる酒蔵に出会いたい。
その地の恵みが生かされているほうに惹かれる。
その地の環境に工夫と努力が重ねられていることに惹かれる。
その地に生きる微生物の塊、その生命力が生かされている味に惹かれる。
おらのばあさんの粕漬うまかった。
手前みそに身体が求める旨さがあるように、身体が欲しがるうまさが地酒にあるよう気がしている。
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私的日本酒選び
地の野菜は美味しいのに訳がある
うまい野菜にはうまい種がある、その種を守る生産者がいる。