日本酒測り知る才能に学ぶ ≻ 3百飲む ≻ 人気銘柄を飲む
仕事の折に触れ、最果ての様な地に出向く機会で。
地形が半島の土地のその先っぽの先のようなところ。
山間地に向かいその奥の奥のようなところ。
そんなところに酒蔵がポツンと立派に佇んでいることがある。
日本中そこら中に酒蔵があることは頭でわかっている様でいても、
どこにどれほど存在するかは、想像だにできない。
何百もあるだろう眼にすることの叶わない酒蔵。
地元の愛好家に親しまれ根付いている。
何かに秀でたものも携えている。
野球の監督でレジェンドだった野村さん。
ヤクルト阪神が弱かった時代の監督を引き受け、その後の礎を築いた実績は
多くの人の知る所。
その手腕を称して、野村再生工場と称される。
不遇な選手、古参の選手を才能を拾い上げてチームを生き返らせていた。
その性能はあるものの、日の目を見ることがなく終わる事は多々ある。
しかし、よく知るもの・傍にいるものは良く知っていて。
そのものを支えたり支持したりで寄り添う。事が多いと思う。
ぽつねんと、田舎の酒蔵の営みは続けられる一つの糧もそうゆう事に思う。
日本酒の特集本を自らの日本酒探しの拠り所としている。
日本酒関係の情報源が、一個人と異なり深く広くある取材スタッフの力。
その中で培った、物・人を見る目。
其の厳しい物差しでリストアップされ掲げられたものには、
何かしらの逆転劇に似た、不遇をしいている酒蔵の物語が暫し引き立てられ出される。
曰く、”実力あるのにうずもれている。”
自ら出向いて飲んで飲んでいても、何時まで経っても辿り着くことが叶わないその物語。
日本酒の特集本は、そのいい仕事で自分も物語に触れることが叶う。
人は十人十色、日本酒は百蔵百通り。いい意味生かし切ればいくらでも才能が溢れている。
日本酒の特集本は、自分の折角の日本酒選びの人生も、実のあるものにしてくれる。
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私的日本酒選び
いいじゃないか底から大逆転
辺境に咲く花に美しい。辺境に生きるさまは何故か惹かれる。